Linuxのアップタイムコマンドと使用例

Linuxオペレーティングシステムには、Linuxの専門家やパワーユーザー(例:システム管理者)が把握しておく必要があるいくつかのコマンドがあります。そのようなコマンドの1つがuptimeであり、今日はその目的と構文について簡単に説明します。

Uptimeは、システムの稼働時間と現在の時間実行中のセッションを持つユーザーの数、および過去のシステム負荷平均1515分間)に関する情報を返すコマンドです。また、指定したオプションに応じて一度に表示される情報をフィルタリングすることもできます。

uptimeはシンプルな構文を使用します:

# uptime [option]

Uptimeの使用

オプションなしでuptimeコマンドを実行できます:

# uptime

次のように出力されます:

09:10:18 up 106 days, 32 min, 2 users, load average: 0.22, 0.41, 0.32

出現順に、コマンドは現在の時間を1番目に表示し、upはシステムが稼働しており、システムが稼働している合計時間が次に表示され、ユーザーカウント(ログオンしているユーザーの数)が表示され、最後にシステム負荷平均が表示されます。

システム負荷平均とは何でしょうか?それは、実行可能または中断可能な状態にあるプロセスの平均数です。プロセスは、CPUを使用するかCPUの使用を待っている場合に実行可能な状態にあります。プロセスがI/Oアクセスを待っている場合は、中断不可能な状態にあります(ディスクの待機など)。

アップタイムについて詳しく知りたい場合は、当社の記事をご覧ください:Linuxの負荷平均を理解し、Linuxのパフォーマンスを監視する

さて、いくつかの有用なuptimeコマンドの使用方法と例を見てみましょう。

Linuxサーバーのアップタイムを確認

uptimeの結果をフィルタリングして、システムの稼働時間のみを表示するには、次のコマンドを使用できます:

# uptime -p

up 58 minutes

Linuxサーバーの起動時間を確認

オプション-sを使用すると、システムが稼働している日時が表示されます。

# uptime -s

2019-05-31 11:49:17

Uptimeのバージョンとヘルプ

ほとんどのコマンドラインアプリと同様に、uptimeのバージョン情報とクイックヘルプページを次のコマンドで表示できます。

# uptime -h

Usage:
 uptime [options]

Options:
 -p, --pretty   show uptime in pretty format
 -h, --help     display this help and exit
 -s, --since    system up since
 -V, --version  output version information and exit

For more details see uptime(1).

この記事でここまで進んだので、uptimeを日常的に使用し、その有用性を確認できます。疑問がある場合は、manページをご覧ください。

Source:
https://www.tecmint.com/linux-uptime-command-examples/