Webmin–LinuxのためのWebベースのシステム管理ツール

Webminは、Linuxシステム管理のためのオープンソースのWebベースのシステム構成ツールです。このツールを使用すると、ユーザーアカウントディスククォータApacheDNSPHPMySQLなどのサービス構成など、内部システム構成を管理できます。ファイル共有などが含まれます。

Webminアプリケーションは、Perlモジュールに基づいており、ブラウザを介して通信するためにOpenSSLライブラリと10000番ポートのTCPポートを使用します。

Webminでできることの一部には、次のようなものがあります:

  • システム上のユーザーアカウントを作成、編集、削除します。
  • NFSプロトコルを介して他のLinuxシステムとファイルとディレクトリを共有します。
  • ディスククォータを設定して、ユーザーが利用可能なディスク容量を管理します。
  • システム上のソフトウェアパッケージをインストール、表示、削除します。
  • システムのIPアドレス、DNS設定、ルーティング構成を変更します。
  • Linuxファイアウォールを設定してシステムをセキュリティ保護します。
  • Apache Webサーバーの仮想ホストを作成および構成します。
  • MySQLまたはPostgreSQLデータベースサーバーでデータベース、テーブル、フィールドを管理します。
  • Sambaファイル共有を介してWindowsシステムとファイルとディレクトリを共有します。

この記事では、LinuxシステムにWebminシステム管理ツールの最新バージョンをインストールする方法について学びます。

LinuxにWebminコントロールパネルをインストール

私たちは、Webminリポジトリを使用して、最新のWebminツールとその依存関係をインストールしています。また、リポジトリを通じてWebminの最新の自動更新を受け取っています。

RHELシステムでのWebminのインストール

RHELベースのディストリビューション、例えばFedoraCentOSRockyAlmaLinuxでは、Webminリポジトリを追加して有効にする必要があります。これを行うために、/etc/yum.repos.d/webmin.repoという名前のファイルを作成し、rootユーザーとして次の行を追加します。

# vi /etc/yum.repos.d/webmin.repo
[Webmin]
name=Webmin Distribution Neutral
#baseurl=https://download.webmin.com/download/yum
mirrorlist=https://download.webmin.com/download/yum/mirrorlist
enabled=1
gpgkey=https://download.webmin.com/jcameron-key.asc
gpgcheck=1

また、パッケージが署名されているGPGキーをダウンロードしてインストールする必要があります。コマンドは次の通りです。

# wget https://download.webmin.com/jcameron-key.asc
# rpm --import jcameron-key.asc

これで、次のコマンドでWebminをインストールできるようになります。

# yum install webmin
Install Webmin in RHEL Systems

DebianシステムでのWebminのインストール

同様に、UbuntuMintなどのDebianシステムでは、Webmin APTリポジトリを/etc/apt/sources.listファイルに追加して有効にする必要があります。

$ sudo nano /etc/apt/sources.list

ファイルの末尾に次の行を追加して保存し、閉じます。

deb https://download.webmin.com/download/repository sarge contrib

次に、Webminの署名付きパッケージをインストールするためのGPGキーをインポートしてインストールします。

$ wget https://download.webmin.com/jcameron-key.asc
$ sudo apt-key add jcameron-key.asc    

Debian 11Ubuntu 22.04以降では、次のコマンドを使用します。

$ wget https://download.webmin.com/jcameron-key.asc
$ sudo cat jcameron-key.asc | gpg --dearmor > /etc/apt/trusted.gpg.d/jcameron-key.gpg

これから、以下のコマンドでWebminをインストールできるようになります。

$ sudo apt-get install apt-transport-https
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install webmin

LinuxでWebminを起動する

サービスを起動するために以下のコマンドを実行してください。

------------------- [on RedHat based systems] -------------------
# /etc/init.d/webmin start
# /etc/init.d/webmin status
Start Webmin on RedHat Systems
------------------- [on Debian based systems] -------------------

$ sudo /etc/init.d/webmin start
$ sudo /etc/init.d/webmin status
Start Webmin on Debian Systems

ステップ3: Webminコントロールパネルにアクセスする

Webminはデフォルトでポート10000で実行されているため、Webminにアクセスするためにファイアウォール上のWebminポートを開く必要があります。ファイアウォール上のポートを開く最も簡単な方法は、以下のコマンドを使用することです。

------------------- [On FirewallD] -------------------

# firewall-cmd --add-port=10000/tcp
# firewall-cmd --reload
------------------- [On UFW] -------------------

$ sudo ufw allow 10000
------------------- [On IPtables] -------------------

# iptables -A INPUT -p tcp -m tcp --dport 10000 -j ACCEPT
# service iptables save
# /etc/init.d/iptables restart

これで、http://localhost:10000/のURLでWebminにアクセスして、ユーザー名をroot、パスワードを(現在のrootパスワード)としてログインできるはずです。リモートアクセスの場合は、localhostをリモートIPアドレスに置き換えてください。

http://localhost:10000/
OR
http://IP-address:10000/
Webmin Admin Login
Webmin Linux System Information
Webmin Configuration
Webmin Linux Running Processes

詳細については、webminドキュメンテーションをご覧ください。

Source:
https://www.tecmint.com/install-webmin-in-linux/